2020年4月7日火曜日

コロナ騒動と剣道愛好家

全日本剣道連盟から『新型コロナウイルス感染症の集団発生を防止するための
お願い』として対人稽古中止の通達がなされました。

厚労省は集団発生の危険性として『3密』をあげています。すなわち
1)換気の悪い密閉空間 
2)多数が集まる密集場所 
3)密接空間に於いての会話や発声
です。剣道の対人稽古はまさに集団発生の危険性を満たしています。

感染の予防法としては感染者との濃厚接触を避けることです。
対面で2mの距離で一定時間以上接触があった場合は濃厚接触者となり
2週間の観察期間が設けられます。

感染者と濃厚接触する機会が多いのは医療関係者ですが、最近の報告では
自覚症状のない新型コロナウイルス保持者がかなり存在していると考えられ
ています。インフルエンザのような特徴的な症状がなく、特性が解明され
ていないことが新型コロナウイルスの厄介なところです。

新型コロナウイルス感染症に感染しない・させないためには感染対策や健康
管理を心がけるようにしなければなりません。そのためにも人と人の接触から
の感染を予防するために『3密』を避けることと、『咳エチケット』、
『手指の手洗い・消毒』が奨励されています。

剣道は発声を伴いながら遠間から触刃、一足一刀の間合へと距離を詰めて
立会います。当然、相手の発声により飛散した飛沫を吸い込むことになります。
仮に相手が感染していたら濃厚接触者となり感染者となる危険性があります。
そのようなこともあり3月から公共の施設や学校での稽古は自粛されています。

残念ながら埼玉県における陽性患者数も3桁となり、感染経路不明者の占める
割合が増加し、さらに緊急事態宣言の対象地域に埼玉県も含まれるに至っては
当分収束する気配はなさそうです。

この際、対人稽古は諦めて素振りや剣道の書籍を読み返して、稽古再開の時には
一段上の剣道を披露できるように修行することにします。


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